花粉症の症状は、
初起は大体同じ。
透明な鼻水・クシャミ・鼻の塞がり・鼻や目の痒み
「表証」
初起の段階から、
黄色い鼻汁だったり、黄緑色だったりする場合
「裏証」
表証と裏証では当然治療法が違い漢方薬も違ってきます。
初め表証でも、
だんだん裏証に変わったり、
時々裏証の症状になったり、
ずっと表証のままだったり、
初めから裏証だったり、
それぞれあります。
裏証の病状としては、
鼻水が透明であっても、
*だるさが強くなってくる。
*食欲がなくなる。
*浮腫みがででくる。
*頭痛や喘息、咳や皮膚炎などの病状を伴いやすくなります。
漢方では、
風の中に含まれる病邪「花粉」の侵入を防ぐ力を補う事が大切とされます。
花粉症の表証は、
皮膚粘膜の気と体の中の気が充実していれば、
症状は出ないと考えます。
ただ、
もともと裏証を持っている方は、
花粉によって悪化しやすくなります。
もともと寒がりで鼻水が出やすい方。
もともと鼻がつまりやすい方。
もともと疲れやすく汗をかきやすい方。
もともと食べ過ぎている方。
もともと食欲がなくお腹か弱い方。
もともと風邪を引きやすく咳が長引く方。
など…。
裏とは身体内部の臓器、消化器官ということです。
花粉症は、
もともとの裏証を危機管理しておくことも大切ですね。
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