お豆の形をした左右2つの腎蔵。
そして左右両側の腎蔵上部に付いている黄色のが副腎。
漢方での「腎」は、
両側にあるお豆の形をした2つの「腎蔵」と、
腎蔵上部の黄色い2つの「副腎」を含めた臓器。
*腎は精を蔵している。
漢方での「腎精」とは、
飲食物に由来し人体生命活動を維持する基本的な栄養物質で、
腎に貯蔵されている。
「腎精」は、
必要に応じて五臓六腑に供給される。
また、
「腎精」は、
生殖作用のの基本物質となる。
「腎精」は、
持って生まれ授かった「腎気」と、
後天的に飲食物から五臓六腑により作り出された「精気」の結合により、転化生成される。
精力減退や不妊などは、
先ず「腎」を治すことが大切となる。
*腎は骨髄をつかさどり、脳に通じている。
骨と髄の生長発育は全て腎と関係しており、
髄は脳で合流する。
「腎は骨髄を生ず」
「脳は髄の海」
腎は五臓六腑の根本であるだけでなく、
骨・髄・脳に関係を有している。
「腎が盛ん」であれば、
人は精力に満ち溢れ、良く動くことが出来、頭脳も緻密明敏となる。
「腎が不足」してくると、
腰が重く骨が痛み、精力無く、頭はぼんやりと健忘し不眠となる。
認知症の予防にも「腎」を補うことが大切になります。
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