腰痛は、腰部位の一側、或いは両側の疼痛。
腰痠は、腰部にけだるいような痛いような不快な感じがある症状。
原因は、
一、感受外邪
風・寒・湿・暑・熱などの外からの邪により、
腰部腎経絡が塞がれ、
気血の運行が不暢となるため。
冬は、
風寒の邪或いは、風寒湿の邪の侵入により腰痛・腰痠となりやすい。
二、腎精虧損
腰は腎の府。
腎は腰の内に在り、故に腰は腎の外府なり。
腎に繋がる経絡は、
腰から脊柱を通り脳髄へと繋がる。
腎精が不足すると、
腰は弱り、脊柱が塞がり、脳髄液も減少する。
三、過労・七情抑鬱
過労やストレスは、
脾・肝・腎の機能低下となり、
腰痛・腰痠となる。
脾は腎の倉廩。
脾が虚すると、
腎の働きも低下する。
腰は腎の府でありるが、
また肝腎は同源である。
また肝は気血水液を疏泄し、
肝が虚すると気血水が滞る。
腎の気血水が滞れば腰痛・腰痠となる。
痛みや重だるさや強ばりは、
身体の中の臓腑の働きの改善、
及び、
気血水の流れの滞りの改善が必要です。
日頃足腰が疲れやすい方は、
一段と寒い冬は予防がとても大切です。
漢方薬をお試し下さい。
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