BZD睡眠薬とは?
ベンゾジアゼピン系睡眠薬。
ハルシオン・レンドルミン・デパス・リーゼ・コレミナール・ロラメット・エバミール・リスミー・セルシン・セパゾン・エリスパン……など。
外国に比べて日本ではBZD睡眠薬が最も多く使われている。
「催眠効果があり、重篤な副作用が少なく、医師として安心して処方しやすい」ということらしいですが!
BZD睡眠薬は全てに、
催眠効果・筋弛緩作用・抗痙攣作用・健忘作用があります。
そして、
重篤ではないといわれる副作用には、
傾眠(ねむけ)・無気力・疲労感・過鎮静(気分が沈む)・昏迷(意識がぼんやり)したり、
集中力低下・依存症・筋弛緩(筋肉がゆるみ力がはいらない)・自律神経失調・ふらつき・転倒
などがあるのです!
BZD睡眠薬の作用機序は、
脳内にある、GABA-A受容体に結合し、その働きを高める。
GABA-A受容体は「抑制受容体」とといわれ、脳の働きを抑制するのです。
また、1ヶ月の服用で半数の依存症が生じる。
依存症となってしまうと、
服用しなければ、
離脱症状が出現します。
早いもので2~3日以内に現れてしまいます。
離脱症状には、
筋肉緊張・脱力・痙攣・疼痛・発汗・不安・パニック・興奮・抑うつ・いらいら・震え 不眠・悪夢・食欲低下・頻脈・口の乾燥・耳鳴り・傾眠・現実感消失
以下の記述は、
最先端の医師による、BDZ睡眠剤最新論文からの解説によるものです。
「最近ニュースで話題になる高齢者の交通事故ですが、認知症だけが交通事故の原因ではなく、私たちが安易に処方しているBDZによる可能性はないのでしょうか?BDZは認知機能低下、記憶障害、集中力低下を起こします。アクセルとブレーキの踏み間違いなどありそうなことです」
また、
「米国では大腿骨近位部骨折の発症が減少しているのに日本では減少する気配がないのは、安易に処方されるBDZや、多剤投与による転倒の可能性はないのだろうか?」
眠れないのはとても辛い!
だからつい飲んでしまう!
ですが、
身体と心を健康にしてくれるのではありません。
むしろ、
多くの副作用というよりは明らかに「害をもたらす」。
もはや危険薬物ではないのでしょうか?!
知っておく必要がありますね。
自分自身を守るために、そして家族を守るためにも。
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