骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、
骨密度の悪化だけではありません。
骨質、骨の質が大事になります。
骨粗鬆症の要因は骨質の悪化が30%を占めるとされています。
骨粗鬆症は、
生活習慣と慢性疾患に深く関連性があります。
*慢性腎臓病
*糖尿病
*慢性閉塞性肺疾患
*甲状腺機能亢進
*栄養障害
*脂質代謝異常
*女性ホルモン低下
また、
逆流性食道炎の治療薬、酸分泌抑制剤によって、
caの吸収が阻害されしまうことで骨粗鬆症へのリスクが高まる。
また、
ステロイド薬の服用、性ホルモン低下療法なども要因となります。
骨質・骨密度が悪化すると、
変形性関節炎・変形性脊椎症・腰部脊柱管狭窄症・頸椎症性脊髄症
そして、
大腿骨近位部骨折・椎体骨折・そのほかの骨折
骨折しやすくなりますね!
骨粗鬆症の治療薬は、
骨吸収抑制薬・ca薬・女性ホルモン・甲状腺ホルモン薬などですが、
胃腸障害・顎骨壊死・便秘・心血管障害・脳卒中・血栓症・乳癌リスク・眩暈・下肢痙攣などの副作用に注意しなければなりません。安全性を考えると長期に使用できない薬物もあります。
では、
どうすれば進行を遅らせ、或いは発症を予防すれば良いのか!
日頃からcaを摂取するだけでなく、
腎・肺・胃腸の健康維持が必要です。
検査の数値ではない健康管理が大切になります。
例えば、
「腎」*足腰が重く痛くなることがある。*夜中に小便に起きてしまう。*頭が重くなりやすい。*疲れると耳鳴りがすることがある*髪が抜けやすく白髪が多い*性欲精力が減退している
など、
若い頃から気になる方や、
年齢とともに現れはじめた方などは、
そろそろ漢方薬で「補腎」が必要ですね。
そしてこの補腎のためには、
肺や胃腸の働きの管理も必要になります。
腎は、
人間の全ての細胞の管理を主り、骨の生長にもとても重要な役割をしています。
骨粗鬆の予防は、
先ずは腎、そして肺、そして胃腸の健康管理です!
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