漢方薬での消化薬とは?

漢方薬の消化薬とは、

「消導剤」

消食導滞・消痞化積

飲食物の消化運搬を促し、腹滿もたれを解消する。

また下痢や便秘を治す。


漢方薬の瀉下剤(便秘薬)とは違い、

緩やかに飲食物の積滞を解消していく。


日頃は胃腸が丈夫でも暴飲暴食の後など、

或いは、

もともと胃腸虚弱で、

少し食べ過ぎるとお腹が張ってもたれる、

或いは、

お腹だけでなく、

胸が苦しくつかえる状態(痞塞)などに対応する。


蒸し蒸し暑い日が続くようになると、

ビールに手が出ることも多くなるのでは?

ビールは、冷たいが、アルコールで熱が加わる。


冷えと湿気と熱で、

胃腸のめぐりが壅塞されてしまうと、

胸腹部が重苦しく痞えてしまうことがある。


痞えが長引くと、

食欲の低下が続き、

体は疲れてくるし、

大便も不暢となる。


そんな時の漢方薬は、

〈枳実消痞丸〉蘭室秘蔵・巻上心腹痞門

干生姜・炙甘草・麦芽・茯苓・白朮・半夏・人参・厚朴・黄連


また、

消導剤の漢方薬には、

神麴という生薬がしばしば配合されています。

神麴

[基原]小麦または米をコウボキン(Saccharomyces spp.)で発酵させたもの。一般にいう麹こうじ)。中国産は小麦粉を用い、これに青嵩汁、蒼耳汁、蓼汁、赤小豆末、皮去り杏仁末を加え、水で練り合わせて板状にし、稲藁または麻袋をかけて発酵させ、黄白のかびが生じたところで乾燥する。日本産は米を蒸し、コウボキンでそのまま発酵させたものである。

〈保和丸〉丹渓心法・巻三積聚痞塊五十四

治一切食積

山査子・神麴・半夏・茯苓・橘皮・連翹・羅蔔子


胃腸の不快・胃脘部の痞満・大便の不暢などご相談下さい。


ご相談は無料です。

体質鑑別の問診はご予約が必要です。(漢方薬を服用の場合のみ)

ご予約は、

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