らっきょうで胸の冷えと痛みを解消

栝楼薤白白酒湯《金匱要略・胸痺心痛短気病脉証治第九》

*栝楼仁 ウリ科CucurbitaceaeシナカラスウリTrichosanthes kirilowii Maxim、キカラスウリT. japonica Regelの成熟した果実、種子

*薤白 ラッキョウ(薤)A.chinense G.Don(ユリ科Liliaceae)その他同属類似の植物の地下鱗茎をそのまま、または湯通しして乾燥したもの

*白酒 米、麦、黍、高梁などを原料として醸造したものを黄酒(おうしゅ)、これを蒸留して得たものを白酒(はくしゅ)として扱っている。紹興酒は黄酒で、茅台酒や高梁酒が白酒に属す。日本では、焼酎、日本酒、しろ酒(にごり酒)を用いる


お酒で煎じる漢方薬です。

白酒も漢方薬の生薬になります。


胸の陽気(温める力・エネルギー)が不足し、

気がめぐらず、

余分な水液である痰が停滞し結すと、

胸が痛み、

痛みが背の方に引っ張られる。

「胸痺」

胸部が塞がっているため、

咳喘・息切れしやすくなる。


らっきょうは、

胸を温め気をめぐらせ、かたまり(結)を散じてくれる。


日頃から、

寒がりで、よく腕組みをするクセのある方は、

胸の陽気が不足しているのかもしれません。


そんな方は、らっきょうが良いですね。

食べ過ぎには気をつけて下さいね。


神経痛などの「痛み」は、

体の中から解消しましょう。

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三鷹の漢方薬局 廣寿堂(こうじゅどう)

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日頃の漢方的な養生で、 より健康により美しく、 笑顔で長生きを目指しましょう。